桜の異常花調査とは…
遺伝子的に安定していて、ほぼ全国に分布しているソメイヨシノの異常花の数をカウントし、発生率を調べます。同じ木を毎年観察し、経年変化をみています。
異常花は、放射能・大気汚染・土壌汚染等さまざまな影響で遺伝子が傷つけられて発生するといわれていますので、環境影響を測る目安となると考えます。桜の中でも遺伝的に単一といわれているソメイヨシノ種で行います。
遺伝学の埼玉大学名誉教授、市川定夫先生に助言をいただき、2004年からNPO「サクラ調査ネットワーク」が、全国で実施している取組みです。当会は、2006年4月〜毎年「グリーンアクションさいたま」と協働しています。
今年の結果は…
今年も4月5日(土)埼玉県環境整備センターの了解をいただき、敷地内にある、防災調節池周辺の桜(の異常花調査を行いました。
今年の異常花の特徴は、昨年、一昨年多かった花びらやガクの数の異常よりも、ギザギザ切れ込みなど花弁自体の形の異常が多かったようです。
2011年から見られるようになった花自体の巨大化は年々目立たなくなっていますが、今年もまだ見られます。
また、グラフにしてみて初めて見えてきたのですが、徐々に減少傾向にありますが、改めて2011年を境に異常花出現率が、それ以前と比べ多いのがわかりました。
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